竹酢液、木酢液の違い

竹酢液と木酢液の違いについて、簡単にまとめました。

原料の違い

読んで字のごとく、竹酢液は竹を原料にして作られ、木酢液は木を原料にして作られます。

竹酢液、木酢液はどちらも、竹炭、木炭を焼く過程において出る煙を冷やして採取することが出来ます。

竹酢液にも木酢液にも200種類以上の有機成分が含まれていると言われております。

採取量の違い

採取できる量は、竹は中が空洞である為、竹酢液の方が少ないのは明らかであります。

そのことから、一般的に市場に出回っている竹酢液と木酢液では、竹酢液の方が高額になっております。

PH(酸度)の違い

竹酢液の方が木酢液よりも僅かではありますが、PH(酸度)が高いことが挙げられます。

但し、採取の条件などによっても異なりますので一概には言えません。

主な成分の含有率の違い

一般的な竹酢液と木酢液の、主な成分含有率の比較を表にまとめました。

成分含有率は一定では無いため、数値では記載しておりません。

成分 竹酢液 木酢液
タール分 少ない 多い
酢酸 少ない 多い
ギ酸 多い 少ない
メタノール 少ない 多い
フェノール 多い 少ない
オルトクレゾール 多い 少ない
メタクレゾール 多い 少ない
パラクレゾール 多い 少ない

各成分の主な働き

各成分の主な働きについて表にまとめました。

成分 主な働き
タール分 殺菌、動物忌避、防腐作用など
酢酸 殺菌、病害虫防止など
ギ酸 抗菌、防腐、サルモネラ菌抑制など
メタノール 病害虫防止、 防除など
 フェノール 消毒など
 オルトクレゾール 殺菌、消毒など
メタクレゾール 殺菌、消毒、防カビ、防腐など
パラクレゾール 消毒、農薬中間体など

まとめ

竹酢液と木酢液の違いは、原料、採取量、成分含有率が主な違いとして挙げられます。

どちらも、原液での使用は避け、水で希釈して使用することが望ましいと言えます。

 

 

記事更新日:2024年4月6日

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